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今まで焙煎して美味しいと思った生豆を書いてみる。ただし、素人焙煎で煎りやすさの要素も入っており(1〜2回しか焙煎していない豆も多いのでどう焙煎しても美味い豆を評価してしまう)、煎りにくいけど美味しい豆が除外されることを考慮に入れていただけると幸い。
グアテマラの醍醐味である酸味とコクを味わえる。
- ドミニカ Santo Domingo AAA
カリブ系の飲みやすさはあるが、ジャマイカやハイチほどあっさりしていない。松屋でサントスの3倍の値段(と言ってもそれほど高くない)するだけある。
文句なしに美味い。モカ独特の味と飲みやすさが両立。IDIDOナチュラルの方が個性はある(モカ好きならこちら)が万人受けなら水洗式。
- タンザニア モンデュール
柑橘系のさわやかさ。深煎りすると甘みとコクが出つつ、良い酸味も残る。
このコクと旨味でケニアの美味しさを知った。酸味がキツイAAより煎りやすい。
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- 思い出の豆
- ドミニカ パラディッソドミニカーナ
明るくて飲みやすい味でイメージしていたカリブ系の味に近かった。これでカリブ系の豆にハマった。
- グアテマラ エルインヘルト
これは一番安いブルボン70%品だが、この甘みとコクのある酸味を飲んで、素人でもこんな味が出せるなら・・・と焙煎をやる気になった。
- ハイチ ブルーパインフォレスト
焙煎しやすく、浅煎りでの煎り上がりのあまりの美しさにうっとり。ブルーマウンテンのような極めてあっさりとした味に、カラメルではないショ糖の甘み。某氏が言っているやりたい焙煎度に適した豆を選べ!が実感できる。
- ルワンダ ブレメラミグ
最初焙煎豆を買ったときは花のような香りを感じた。自分で焙煎するとモカイルガチェフに近い味が出るが、価格はこちらの方が高い。
初期の頃に買った豆で、南米の国らしからぬ良質の酸味にびっくりした。
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- その他
- グアテマラはオークランドも極めて美味いが、上記のものより高い。ブルーレイクアテイトランやアカテナンゴはそれには及ばないがコストパフォーマンスは良い。パチュージはある有名店ではやたらと高いが(生豆はそれほど高くない)、自分では美味しさを引き出しきれていない。
- ブラジルはフクダトミオDOTが要りやすくストレートでもブレンドでも美味く仕上がる。ハニーショコラやカシケサントスも良いがフクダトミオと比較するとわずかに不要な渋みが混じるような気がする(焙煎技術不足)。コストパフォーマンスで言うと、サントスNo.2 17/18(松屋コーヒー)1kgだけ買っても500円で味は他のブラジルに劣らないので、コストパフォーマンスは最強。ダテーラは某豆屋で買った浅い焙煎豆を煎り直したときはこれだよ!ブラジルにこの味を求めていたんだよ!という味だったが、生豆を煎ると普通に美味しいレベルになってしまった(まだ1回だけ)。
- ケニアのムシャガラやンディミはくどいほどのコクと個性があるので、好きな人にはたまらないだろう。AAは普通に煎るとちょっと鋭めの酸味が残るので、焙煎を工夫しなければならない。何も考えず少し高いAAトップカンゴチョを買うのも手。
- コロンビアはいずれもコロンビア独特の風味があまり好きではないのであまり飲まないが(おそらく焙煎技術不足もあるだろう)、スプレモミルキーセレクトは妙なクセがなくコストパフォーマンスもよい。
- インドネシアは味が好みに合わないのか、焙煎技術が追いついていないのか、これだという豆に出会っていないが、バリ料理店で飲んだコピバリ(?蝶のマークのやつ)が甘みたっぷりでインドネシアによくある土臭い味もなく、頭の中でイメージしていたインドネシアの理想的な味(酸味がなく深いコク)に近かったので、いずれは良い豆に出会えるだろうと思う。今のところ、深煎りすればそこそこいい味は出せるが、アイスコーヒーも飲まないので消費量が追いつかない。